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キャリア支援

先輩たちのキャリア

株式会社 河合楽器製作所

2023年度 音楽学部 作曲コース卒

永安 大喜さん

NAGAYASU Daiki

株式会社 河合楽器製作所

インタビュー

Q 愛知芸大を選んだ理由を教えてください。

愛知芸大作曲コースの魅力の一つは、多数の学内オーディションがあることです。これには2年次から応募することができ、早い時期から自身の作品の演奏機会が与えられています。作品演奏会ではプロの演奏家に演奏していただける他、公開リハーサルを通して演奏家目線からのレクチャーを受けることができます。そして、高専出身で一度社会人経験をした私のような立場でも「大学で一から音楽を学ぶことができる環境がある」ことが愛知芸大を選んだ理由です。

Q 学生時代はどのように過ごし、どんな作品を作っていましたか?

会社を辞めて入学という決断をした私は、「何事にも挑戦しよう」という一心で大学生活を送っていました。 “作曲のオーディションに挑戦する”ことはもちろん、“留学生のチューター”や、“インターカレッジ?ソニックアーツ?フェスティバルの運営”というように幅広い挑戦をしてきました。また、制作においては「引用」と「複数の時間軸の共存」という2つのテーマを軸に作曲活動をしてきました。既存の完成された作品に自身の音楽性を掛け合わせることで生まれる“独特の世界観”に、引用を用いた音楽の面白さを感じ、それを表現するため、ただ引用するだけでなく、「複数の時間軸の共存」というテーマを加え「引用」が生きる表現方法を模索してきました。

Q 授業や課題以外で取り組んでいた活動はありますか?

授業や課題以外では「制作活動?発表の場づくり」となる環境を求めて活動をしていました。具体的には、作曲?編曲のお仕事や演奏会のスタッフなどでしょうか。大学以外の場で音楽活動をすることで、大学で学んだ知識が実際の音楽の現場でどう活きるのかを感じることができます。そして自分自身に足りないものは何なのかを見つめなおし、その足りないものを補うために今度は大学という環境を利用し勉強する、というサイクルを作っていました。

Q 会社を選んだ理由を教えてください。

大学時代、「演奏者が私の作品を演奏して音楽の面白さや音の創造体験を味わっている姿」を目にする中で、これらの体験を共有することができる「楽器」という存在に魅力を感じていました。そこで多くの人に楽器を手にしてもらい、この体験を味わって欲しいと考え、将来は楽器教育業界に携わりたいと考えていました。中でも私は大学で演奏会やインカレの運営経験があり、組織をマネジメントする仕事に興味を持ったことから、運営という仕事に挑戦したいと思うようになりました。カワイは鍵盤楽器に愚直に向き合い全力を注ぎブランドを築いた強みがあり、私の強みのチャレンジ精神を活かせるフィールドだと感じました。そこで私の強みと大学での音楽経験を活かし、音楽教室の運営に挑戦したいと考え、カワイを志望しました。

Q これまでの主な業務内容を教えてください。

私が担当している仕事は、音楽教室の運営業務です。あなたは「運営」という言葉を聞いて仕事内容が思い浮かぶでしょうか?実際の仕事の例をあげてみると、生徒募集、教室の管理、楽器の販売紹介、コンクールや発表会?グレードテストなどの催事運営、備品管理、講師募集やその管理など多岐にわたります。その中でも私が一番やりがいを感じている仕事は「新しい教室をつくる」という仕事です。物件探索や業者への交渉などを通じてやっとの思いで完成させた新しい教室は、まさに自分の作品のような愛着がわき、大きなやりがいへと通じています。

Q  学生時代に学んだことが今に活きていることは何ですか?

やはり「何にでも挑戦する」ということだと思います。いろいろと考えずにまずやってみる。そして場数をこなすことで成長へ繋がっていきます。

作曲コースにおいて、「ただ楽譜を書いて作曲をする」という行為は「自分の中のイメージを書き留めた」に過ぎません。実際に音にしてみて(演奏してみて)初めて気づくことが多くあります。そのために私は、オーディションやインカレ、編曲のお仕事に挑戦し続けてきました。その結果、実際に音にして気づいた反省点やよかった点を、次の作品に活かすことができました。そういったPDCAの循環を作り出す大切さを大学で学んだ私は、今現在もPDCAを意識して日々の業務に取り組んでいます。

Q 愛知芸大への進学を考えている人にメッセージをお願いします。

愛知芸大はチャンスがたくさんある大学だと思います。実際に、私はそのチャンスへ果敢に挑戦し続けてきました。ただし、チャンスを待つような受け身の姿勢となってはいけません。「チャンス」を逃さぬように、むしろ自分から「チャレンジ」する精神を常に持ち、日々の活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。ぜひあなたも愛知芸大でチャレンジしてみてください。